ライフスタイルマガジン『くまもとのいえ』と連動した、熊本の家づくり情報を網羅したプラットホームです。
建築家、住宅会社の新築からリフォーム、リノベーションまでさまざまな事例をご紹介。
2021/8/9
くまもとで暮らすぜいたく
ARCHITECT
建築家からの提案
2021/5/7
家は楽しんでつくり、そして住み継ぐもの
秋月 岳彦 Takehiko Akizuki
ARCHITECT
秋月 岳彦 Takehiko Akizuki
(有)FU設計
〒862-0962 熊本市南区田迎5-7-6
【TEL】096-214-8425
【FAX】096-214-8425
【URL】http://fuarchitect.com
【Mail】t.akizuki99@outlook.com
■プロフィール
1980年生まれ
2005年 九州東海大学建築学科卒業
2007年 設計事務所勤務を経て、FU設計へ
◇受賞歴
2018年 熊本アートポリス推進賞選奨、2018年・2019年 熊本県木造利用大型施設コンクール受賞
◇住宅実績/木造20件 鉄骨3件
◇設計管理料/総工事費の10%~15%
家は依頼主の思いや生活スタイル、土地の気候風土によって多様な表情を見せてくれます。設計者はそれらを全てくみ取り、そして具体化していくのが仕事です。
「ねねの家」は市街地の狭小地で、子育て中の4人家族。それぞれの個室と2台分の車庫の確保という要望を受けて、家づくりは始まりました。打ち合わせを重ね、時には依頼主自らが家づくりの現場に関わるなど、ローコストながら思いの詰まった家の完成となりました。
「つんの家」は子育てと、家事のしやすい家を目指しました。生活動線を徹底的に依頼主と検討を重ね、日々の生活がスムーズに行えるよう計画。木のぬくもりを感じる「手刻み」の平屋の家となりました。
家づくりは、完成した後もメンテナンス等で設計者や職人との関わり合いは続いていきます。だからこそ、依頼主と一緒になってじっくりと話し合い、そして理想の家をつくりあげることを目指しています。
CASE. 1
市街地で子育てを楽しむ家
素材にこだわり、床は天然材の桜の床板、内壁は家族のみんなで塗った漆喰の壁。限られた空間を効率よく利用するため、収納を兼ねた間仕切り壁を設けました。また内壁の上部は開放して、各部屋は天井で繋がった1つの空間となります。実際の面積より広さを感じることができるよう計画しました。
熊本市ねねの家 家族4人
■敷地面積/33.60坪
■延床面積/30.73坪
■工法/木造軸組工法
■設計期間/約5ヶ月
■工事期間/約5ヶ月
CASE. 2
木のぬくもりある平屋
外壁は県産材を使用した杉板張り。台所、食堂、居間を南側に配置し、勾配天井にしてより明るく開放的な空間となるように計画しました。隣接した和室の襖を全開にすると、居間と一体的な利用が可能に。家の中央にある台所からは、居間や庭で遊ぶ子供たちの様子を眺めながら作業ができるようにしています。
八代市つんの家 家族4人
■敷地面積/115.81坪
■延床面積/32.55坪
■工法/木造軸組工法
■設計期間/約5ヶ月
■工事期間/約5ヶ月